■gb.getFreeRam関数
Gamebuimo.hライブラリのgb.getFreeRam関数は、ヒープ※1とスタック※2の間の領域を測定することにより、空きRAMの量をバイト数で返します。
測定値はプログラム内の単一の場所で取られ、バックグラウンド操作(割込み)は考慮されないため、結果は実際には一貫していません。
※1ヒープとは、コンピュータープログラミングにおいて、動的に確保可能なメモリの領域。
※2スタックとは、コンピューターで処理中のデータを一時的に退避させること。また,そのための記憶領域やデータ構造。
■使用例
gb.getFreeRam関数を使ったArduinoIDEのプログラム例は図1の通りです。
このプログラムを実行するとsetup関数中のgb.begin関数でGamebuinoオブジェクトを初期化し、gb.titleScreen関数で画面に「getFreeRam」と表示します。
スタート画面でキーボードの「K」(GamebuinoのA)ボタンを押すと画面左上に「1345」と空きRAMの容量が表示されます。
参考に図1プログラムをHEXファイルに変換し、それをSimbuino4Webでエミュレートした結果を図2に示します。
//imports the SPI library (needed to communicate with Gamebuino's screen) #include <SPI.h> //imports the Gamebuino library #include <Gamebuino.h> //creates a Gamebuino object named gb Gamebuino gb; // the setup routine runs once when Gamebuino starts up void setup() { // initialize the Gamebuino object gb.begin(); //display the main menu: gb.titleScreen(F("getFreeRam")); gb.popup(F("Let's go!"), 100); } // the loop routine runs over and over again forever void loop() { if (gb.update()) { gb.display.println(gb.getFreeRam()); } }
図1:プログラム例
図2:プログラム実行結果
■構文
gb.getFreeRam()
■パラメータ
ありません
■戻り値
空きRAMのバイト数(int)
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