Gamebuino
前回の記事Gamebuinoのライブラリインストール編の続きです。
これではゲームを切り換える変えるたびにパソコンにGamebuinoを接続し他のゲームプログラムをコンパイルして書き込まなくてはならなくなりかなり面倒です
そこで事前にゲームプログラムをPCでコンパイルした「HEX」ファイルをGamebuinoのSDカード中に複数入れておく事で、PCが無くてもGamebuino単体でゲームプログラムを切り換える事が出来ます!
1. HEXファイル出力
1.1 スケッチの例を開く
図3の様に「ファイル」→「スケッチの例」の中に「Gamebuino」に関するプログラムサンプルが追加されています。
試しに「Basics」→「a_Hello」を開きます。
図1:Gamebuinoスケッチの例(a_Hello)
1.2 環境設定を開く
プログラムをコンパイルすると自動的に「HEXファイル」が生成され保存されますが、そのままでは何処に保存されたのか分かりません。
保存場所を知る為にはコンパイルする前に図2の様に「ファイル」→「環境設定」をクリックし環境設定画面を開きます。
図2:ArduinoIDE環境設定
図3:環境設定画面
1.4 HEXファイルを作る
図4左上のレ点ボタンを押す事でプログラムのコンパイルが開始されます。
この中にゲームプログラム「a_Hello」がコンパイルされた「HEX」ファイルの保存場所が「C:\ *** /a_Hello.ino.hex」の様に表示されますので、選択後「Ctrl+Cキー」でコピーします。
図4:ArduinoIDEでスケッチの例をコンパイル
1.5 HEXファイルをコピー
PCのOSがWindowsの場合「Win+Rキー」を同時押しすると図5の様に「ファイル名を指定して実行」の画面が表示されます。
画面中央の名前の検索欄に先程コピーした「C:\ *** /a_Hello.ino.hex」を貼り付け「OK」ボタンをクリックします。
図5:ファイル名を指定して実行
1.6 HEXファイルの中身
Windows OSの場合最初「HEX」ファイルの拡張子は不明ですが、メモ帳で開く事が出来ますので「ファイルを開くプログラムの選択」画面で、「参照(B)」ボタンを押し、メモ帳を選択して登録します。
「HEX」ファイルとメモ帳を関連付ければ「a_Hello.ino.hex」ファイルの中身を図6の通り開けます。
42桁の16進数がズラッと並んでいます・・・?
ArduinoUNOはこの機械語なら自力で読み込めます。
図6:スケッチの例(a_Hello.ino.hex)
1.7 HEXファイルを保存
図6で開いた「HEX」ファイルをデスクトップ等に名前を付けて保存します。
保存したファイルのアイコンは図7の様にメモ帳になっていますが、拡張子は「HEX」ファイルのままですので私は特に気にしません!
気になる方はGamebuinoの「HEX」ファイルをPCのOS上でエミュレート出来るソフトをダウンロードして関連付けておきます。
図7:HEXファイルをデスクトップに保存
2. まとめ
無事にGamebuinoのHelloWorld!である「a_Hello.ino.hex」を「HEX」ファイルに変換出来ました!
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