NOBのArduino日記!

NOBのArduino日記!

趣味は車・バイク・自転車・ラジコン・電子工作です。

ソーラーパネルの使い方(SY-M0.5W)

イメージ 2
 
 前回の記事で作った「ソーラー充電照明」で使ったソーラーパネルSY-M0.5W」についても調べてみました!

1.太陽電池とは?

 太陽電池(たいようでんち、英:Solar cell)は、一般的な一次電池二次電池のように電力を蓄える蓄電池ではなく、pn接合※2の光起電力効果※1を利用し、光エネルギーを電力に変換する事が出来る発電機です。
 太陽電池構造をTINKERCADを使って模式図にしたものを図1に示します。
イメージ 3
図1:シリコン太陽電池の概略図
 
※以下補足です

※1:光起電力効果(ひかりきでんりょくこうか、Photovoltaic effect)
 物質に光を照射することで起電力が発生する現象である。半導体のpn接合※2や、半導体と金属とのショットキー接合部※3など、整流作用を持つ半導体の界面で発生するものがよく利用される。こうした整流作用を持つ界面には内蔵電場が存在し界面に入射した光によって伝導電子が増え、内蔵電場によって正孔と引き離される。これを電極から外部に取り出すことで光電流が得られる。
 
※2:pn接合(ピーエヌせつごう、英:PN junction)
半導体中でp型の領域とn型の領域が接している部分を言う。整流性、エレクトロルミネセンス、光起電力効果などの現象を示すほか、接合部には電子や正孔の不足する空乏層が発生する。これらの性質がダイオードトランジスタを始めとする各種の半導体素子で様々な形で応用されている。
 
※3:ショットキー接合(ショットキーせつごう、英: Schottky barrier junction)
 金属と半導体の間で整流作用を示す接合の事。名称は発見者のヴァルター・ショットキーによる。同様に整流作用を示すPN接合※2と比較すると、PN接合※2では電流の輸送が主に少数キャリアで行われるのに対し、ショットキー接合では、多数キャリアで行われるため、高速動作に優れるという利点がある。PN接合※2に対してMS接合(金属と半導体の接合、英:Metal Semiconductor junction)と呼ぶこともある。


1.1 SY-M0.5Wとは
 ソーラーパネル(SY-M0.5W)に直射日光に当てることで電気を発生します。 
 乾電池のように直列にして電圧を増やしたり並列にして電流を増やすこともできます。 
イメージ 1
図2:ソーラーパネル(SY-M0.5W)の寸法及び極性

1.2 仕様
 ソーラーパネル(SY-M0.5W)仕様は表1の通りです。
表1:ソーラーパネル(SY-M0.5W)の仕様
項目 内容
 最大出力電力(Pmax)  0.5W
 開放電圧(VOC)  2.3V
 短絡電流(ISC)  0.29A
 最大出力時電圧(Vmp)  1.96V
 最大負荷時電流(Imp)  0.26A
SY-M0.5W」のSDSより引用させて頂きました

2. 回路

 ソーラーパネル(SY-M0.5W)で発生した電力をショットキーダイオード(SBM1045VSS)で整流し電気二重層コンデンサー(HP-2R7-J106UY)充電します。
 また電気二重層コンデンサー(HP-2R7-J106UY)充電した電力を使って、定電流ダイオード(E-153)を介したLED(OS5OAA5111A)を点灯してみました!
 
2.1 接続
 ソーラーパネルを使った充電回路図をFritzingを使って図3の様に書いてみました。 また図3の通り実際に繋げた状態を図4に示します。

イメージ 6
図3:ブレッドボード回路図

イメージ 1
図4:実際に作ったもの

2.2 実験!
 図4の回路でソーラーパネルに光を当て2V位まで充電します。
 その後LEDを接続すると図5の通りLEDが光りました
イメージ 2
図5:充電とLED点灯!

3. まとめ

 今回蛍光灯をソーラーパネルに当て発電しましたので、充電に結構時間が掛かりました。
 しかし夏の直射日光下で有れば0.5Wの出力が得られますので電気二重層コンデンサー(HP-2R7-J106UY)をサクッと充電してくれます!
 
イメージ 1 イメージ 3
励みになりますのでよければクリック下さい(^o^)/

↩【NOBのArduino日記!】目次に戻る