NOBのArduino日記!

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趣味は車・バイク・自転車・ラジコン・電子工作です。

3.3V昇圧DC-DCコンバータの使い方(AE-XCL101C331BR-G)

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3.3V出力コイル一体型昇圧DCDCコンバータ(AE-XCL101C331BR-G)
 
 トイラジコンの送信機(TWE-LITE DIPを予定)に使う回路はコンパクトに作りたいので、単四電池一本から3.3Vを作りたいです。
 TWE-LITE DIPは消費電力が少ないので、安くて小さい昇圧型DCDCコンバータを探したところ在りました

1. DCDCコンバータ

 昇圧型DCDCコンバータで低い電圧、例えば1.2Vからそれより高い電圧3.3Vを作る方法は以前ご紹介致しました記事「コイルを使った昇圧回路をご覧ください。

1.1 XCL101シリーズとは
 コイルと制御 IC を一体化した超小型昇圧 DC/DC コンバータです。
 入力電圧範囲が 0.9V~5.5V となっておりアルカリ電池やニッケル水素電池 1 本で動作するアプリケーションに最適です。
 CE=“Low 電圧”時に昇圧動作を停止し、入力と出力の導通を遮断する”A タイプ”と入力と出力を導通させる“C タイプ“の 2 種類が有ります。 
 
1.2 仕様
 AE-XCL101C331BR-Gを使ったDCDCコンバータの仕様及び特徴は表1の通りです。
 
表1:仕様及び特徴
項目 内容
方式 PFM制御の同期整流を採用し高効率
入力電圧範囲 DC0.9V~5.5V
出力電圧 3.3V固定(IC自体は1.8~5.0Vの0.1Vステップ可変)
出力電流 100mA@VOUT=3.3V, VBAT=1.8V
消費電流 6.3μA (VBAT=VOUT+0.5V)
サイズ 2.5mm×2.0mm, h=1.0mm
特徴1 入力バイパスもしくは負荷切断機能
特徴2 セラミックコンデンサ対応
 
 
1.3 端子図
 AE-XCL101C331BR-Gの端子図及び出力電圧の設定は図1に示すの通りです。
 ブレッドボード上で使用し易いように、事前にピンヘッダーをはんだ付けしておきました。
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図1:AE-XCL101C331BR-G昇圧コンバータ接続例・寸法及び端子図
秋月電子通商様の説明書SDSより引用させて頂きました
 

2. 回路

 図1端子図を元にブレッドボード上に図2の通り配線しました。
 乾電池は下側が-で下の青いライン上に接続されています。
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図2:ブレッドボードで昇圧回路
 

3. 確認!

 図2の回路が正常に動作していれば、上の赤いラインに入力した1.5Vは、DCDCコンバータによって3.3Vに昇圧され2ピンの「Vout」接続ラインに出力されます。
 テスターを使って入出力電圧を確認してみました。

3.1 入力電圧確認結果
 上側の赤ラインの電圧は「1.474V」でこれが乾電池の電圧です。
 「Vout」接続ラインの電圧は「3.332V」と正常に昇圧されている事が確認できました!
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図3:昇圧コンバータからの出力電圧は「3.332V」でした
 

4. まとめ

 この昇圧型DCDCコンバータは出力電流は100mA程度と少なめですが、秋月電子通商さんで1個250円と激安で買えるところが最大の魅力です!
 今月秋月電子通商さんの近くに行く予定なのでまた買いに行きたいです!
 
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