これでアナログ計算機の「微分方程式解析表示器」なるものが作られていたそうです!?
今ならラズベリーパイに無料で付いて来るMathematica(マセマティカ)を使えば大概の数学の問題は解けそうですが電子回路で数学の問題を解くとは凄いですね
1. 積分回路
図1:積分回路の各部名称
Vout = -1 / RC ∫ Vidt・・・式1 |
2. シミュレート!
※オペアンプの電源:±15V
※オペアンプの電源電圧を超える出力電圧は得られません。
2.1 「R16:C10」
「R:C = 16kΩ:10μF」とした回路に、1,2,4Hzの交流を入力した条件で図2の通りシミュレートしてみました。
出力される電圧(最大値)は表1の通り1Hzで入力電圧(最大値)の1倍です。この比率は周波数に反比例して増減します。
図2:交流1Hzで、入力電圧(最大値)を1倍に増幅
項目 | 内容 |
1 | 30 |
2 | 15 |
4 | 7.5 |
2.2 「R16:C20」
「R:C = 16kΩ:20μF」とした回路に、1,2,4Hzの交流を入力した条件で図3の通りシミュレートしてみました。
出力される電圧(最大値)は表2の通り1Hzで入力電圧(最大値)の0.5倍です。この比率は周波数に反比例して増減します。
図3:交流1Hzで、入力電圧(最大値)を0.5倍に増幅
項目 | 内容 |
1 | 15 |
2 | 7.5 |
4 | 3.75 |
2.3 「R32:C10」
「R:C = 32kΩ:20μF」とした回路に、1,2,4Hzの交流を入力した条件で図4の通りシミュレートしてみました。
出力される電圧(最大値)は表3の通り1Hzで入力電圧(最大値)の0.5倍です。この比率は周波数に反比例して増減します。
図4:交流1Hzで、入力電圧(最大値)を0.5倍に増幅
項目 | 内容 |
1 | 15 |
2 | 7.5 |
4 | 3.75 |
3. 実際に使われる回路
図5:交流1Hzで入力電圧(最大値)を1倍に増幅
項目 | 内容 |
1 | 30 |
2 | 15 |
4 | 7.5 |
4. まとめ
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