MOSFETの使い方(2SJ681)
P-ch MOSFET(2SJ681)
PNPトランジスタ(2SA1015)でArduino UNO等マイコンの微弱な電流0.75mA程度で最大150mAをON・OFF出来ます。
これがP-ch MOSFET(2SJ681)になると電流0.1mA以下で最大5000mAをON・OFF出来るという高性能っぷりです!
1.MOSFETとは?
トランジスタは電流を増幅する作用が有りますが、MOSFET(読み:モス・エフイーティー、英訳:metal-oxide-semiconductor field-effect transistor、日本訳:電界効果トランジスタ)は電圧によって流れる電流を制御出来ます。その事からMOSFETはトランジスタより消費電力が少ない特徴が有り、特に大きな電流や電圧をArduinoUNOなどのマイコンから直接スイッチングする際に便利です。
1.1 外観
図1:製品外観及び寸法(2SJ681のSDSより引用) 単位:mm
1.2 N-ch型とP-ch型
※図2中の電流制限抵抗の算出方法
ArduinoUNO出力電圧(実測値5.095V)÷ArduinoUNO出力最大電流(0.02A)=電流制限抵抗(254.75Ωですが余裕を見て若干高めの入手可能な330Ω「反応早い」~1kΩ「反応遅い」の間で選択します。)
図2:Pch型MOSFET(2SJ681)の接続方法
2. プログラム
プログラムの内容としては、1秒周期で13ピンがHIGHとLOWを繰り返します。
void setup() { //一回だけ実行する pinMode(13, OUTPUT); //LEDを接続した13番ピンを出力用に設定する } void loop() { //{}内を無限ループで実行する digitalWrite(13, HIGH); //LEDが接続された13番ピンをHIGH(5V)にする delay(1000); //1秒LEDを点灯した状態で止める digitalWrite(13, LOW); //LEDが接続された13番ピンをLOW(0V)にする delay(1000); //1秒LEDを消灯した状態で止める }
図1:プログラム例
3. MOSFETでLチカ
電流が流れるとLEDが点灯すると言う流れです。
3.1 回路図
※以下プルアップ抵抗は省略しておりますが、仮にマイコンだけが故障若しくは電源供給が止まるなど出力がLowとなった場合、Pch型MOSFETは通電しっぱなしになり危険ですのでプルアップ抵抗は付けた方が良いです。
4. まとめ
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