draw関数
Processingにおけるdraw関数は、setup関数の直後に呼び出され、プログラムが停止するかnoLoop関数が呼び出されるまで、ブロック内に含まれるコード行を連続して実行します。
draw関数は自動的に呼び出され、決して明示的に呼び出されるべきではありません。
すべてのProcessingプログラムはdraw関数の最後に画面を更新します。
draw関数内のコードを継続的に実行しないようにするには、noLoop関数、redraw関数およびloop関数を使用します。
draw関数内のコードを停止するためにnoLoop関数を使用すると、draw関数内のコードがredraw関数によって一度実行され、loop関数によってdraw関数内のコードが実行を再開します。
継続的に各秒でdraw関数を実行する回数は、frameRate関数で制御できます。
上記の最初の例に示すように、draw関数ループの先頭近くでbackground関数を呼び出してウィンドウの内容をクリアするのが一般的です。
ウィンドウに描画されるピクセルは累積的なので、background関数を省略すると意図しない結果が生じる可能性があります。
各スケッチに対してdraw関数が1つしかなく、コードを連続して実行する場合や、mousePressed関数などのイベントを処理する場合は、draw関数が存在する必要があります。
Processingで使用するdraw関数の使い方は以下の通りです。
float yPos = 0.0;
void setup() { //setup()は1回実行されます
size(200, 200);
frameRate(30);
}
void draw() { //draw()は停止するまで永遠にループします。
background(204);
yPos = yPos - 1.0;
if (yPos < 0) {
yPos = height;
}
line(0, yPos, width, yPos);
}
図2:プログラム実行結果
〇draw関数の構文
draw()
〇draw関数のパラメータ
void
〇draw関数の戻り値
特に無し