NOBのArduino日記!

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趣味は車・バイク・自転車・ラジコン・電子工作です。

はんだ付けのやり方(消耗品編)

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 ユニバーサル基板にはんだ付けをする際に結構消耗品を使います。その消耗品で必要なものと、有ったら便利な道具についてご紹介します。

1.必要なもの

1.1 はんだ
 はんだが無ければはんだ付けは出来ません。そのはんだには鉛入りタイプと鉛フリータイプが有ります。
 鉛入りタイプと聞くとRoHS指令により鉛が規制されている事から嫌煙されがちですが、鉛の使用については賛否両論あり、現時点で言える事ははんだの煙は吸わない事です!※煙を吸わない為には部屋を全開で換気するか吸煙機を使用します。鉛フリーはんだに比べ鉛入りはんだは融点が低く(200℃位)流動性も良い事から、主にホビーユースから確実な信頼性を要求される航空・宇宙関連では現在も主流です。
 鉛フリータイプは環境に配慮したはんだです。鉛入りはんだに比べ融点が高く(230℃位)流動性も低いので初心者にはあまりおすすめ出来ません。
 有る程度鉛入りはんだで腕を磨いてからの鉛フリーはんだを使用されるのが良いのではないでしょうか。
 
 
1.2 すずめっき軟銅線
 ユニバーサル基盤に取り付けた部品の間をつなぐのに必要です。
 すずめっき銅線は非常にはんだが乗り易く、また曲げて形を作った後に多少触れても曲がらない絶妙な硬さなので作業性がとっても良いです。
 ただ絶縁されていませんので配線間のショートに気を付ける必要が有ります。
 
 
1.3 はんだ吸収線
 はんだ付けを失敗しない神業職人には必要有りません。
 私は高確率で失敗するので使います。
 使い方は簡単で、失敗したはんだをはんだこてで溶かし、そこにはんだ吸収線を押しあてるとはんだが吸収線の方に吸い付き取れると言うすんぽうです。
 

2.あると便利

2.1 フラックス
 一度付けたはんだを溶かす時、既にはんだ中のフラックス量が減っているのでなかなか溶けなかったりします。またはんだが弾いてしまい付かない時が有ります。
 そんな時フラックスを塗ってからはんだこてを当てると今までの苦労は何だったのか?と思う程簡単にはんだが溶けたり付いたりします。
 無くても何とかなりますが有った方が便利です。
 
 
2.2 ポリウレタン銅線
 使い方はすずめっき線と同じですが、こちらは銅線表面をポリウレタンで被覆・絶縁されています。配線する時に関係の無い端子の出っ張りや他のめっき線と接触してしまう恐れが有る時は、絶縁されたポリウレタン銅線を使用します。
 ポリウレタン銅線の売り文句は
・耐熱性、耐薬品性にすぐれています。
・接続時被覆を剥がさずハンダ付けすることが可能です。
・高周波における誘電特性にすぐれています。
 と、良い事ずくめに感じられますが作業性は極めて悪く、はんだこての温度を370度以上にしないとポリウレタン被膜が溶けにくかったり、はんだ付けの時間がかなり長かったりします。
 電子部品やソケット・ユニバーサル基盤を何個も溶かしてしまいました・・・。(;一_一)
 と言う事もあり、どうしても絶縁が必要な時以外は滅多に使いません。
 
 
2.3 平行線
 制御基盤から離れたLEDやモーターなどの配線に使います。
 5mや10mでも売ってますが有っても困らな(使いたい時無いと困る)ので50m位ドーンと買っちゃいます!
 
 
2.4 ピンヘッダー
 ユニバーサル基板から配線を引き出す際によく使います。
 ピンヘッダーは一度に何十個も使用するのですぐになくなってしまいますね(;'∀')
 
 
2.5 熱収縮チューブ
 配線した時に導線の露出部はどうしても出てしまいますが、そのままにしておくとショートする危険性があるので心配です。
 そんな時は熱収縮チューブで覆ってからヒートガンやライター等で熱すると簡単に収縮して絶縁する事が出来る便利アイテムです!
 

3. まとめ

 単に私がど下手とも言えますが、ポリウレタン銅線には何度もてこずりました。
それ以来ユニバーサル基盤裏面で配線がどうしても交差してしまう時の逃げとしてゼロオーム抵抗と言う画期的なアイテムを発見したのでそれを使いユニバーサル基盤表に逃がす事で対処しています 電子工作って何が使えるか分かりませんね!
 
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