図1:完成(10kΩ抵抗接続で0.51mA、5.03V出力している状態) |
直流5Vで動作する人感センサーを使って、交流100Vの照明をON,OFFする回路を作成してみようと思案中です。しかしセンサーを駆動する直流の5Vを作るのにACアダプターを使ってやるとコンセントを2口使う上見た目がごちゃごちゃしてなんとなく嫌です。そこでユニバーサル基盤に実装出来るACDCコンバータを探したのですが意外に高かった為、だったら自分で作ってみようと言う事で作製に挑戦してみました。
※交流100Vを素人が扱うものではないと後で思い知りました・・・。
1.材料
表1:購入品一覧 | ||||
部品名 | 必要数 | 購入先 | 単価 | 費用 |
トランス【HT-605】 | 1個 | マルツ | 540円/個 | 540円 |
LDOレギュレータ【BA05CC0T】 | 1個 | マルツ | 120円/個 | 120円 |
スパークキラー0.2μF【S1202】 | 1本 | マルツ | 120円/個 | 120円 |
ブリッジダイオード【S1NB60(7101)】 | 1個 | マルツ | 70円/個 | 70円 |
アルミ電解コンデンサー25V47μF105℃ | 1個 | マルツ | 25円/個 | 25円 |
アルミ電解コンデンサー50V10μF105℃ | 1個 | マルツ | 30円/個 | 30円 |
ユニバーサル基板 Bタイプ | 1枚 | 秋月電子 | 120円/枚 | 120円 |
セラミックコンデンサー 100pF | 2個 | マルツ | 50円/10個 | 10円 |
基板取付ヒューズホルダ【MF-550C】 | 1個 | マルツ | 90円/個 | 90円 |
ヒューズ30mm【FGBO250V/5A】 | 1個 | マルツ | 30円/個 | 30円 |
電源ターミナル2P【GS010-2P】 | 1個 | マルツ | 54円/個 | 54円 |
M2.6×10なべ小ねじ | 2本 | ホームセンター | 250円/10本 | 50円 |
樹脂スペーサー(MAE-5T) | 4個 | マルツ | 250円/10個 | 100円 |
合計 | 1359円 |
3.作製
図2,3回路図通りにφ2.5mm穴空けと半田付けしていきます。今回交流100Vを扱いますので線材には絶縁され、かつ半田付けと同時に被覆も溶ける便利なポリウレタン銅線(0.29mm 20m 秋月電子で190円)を使用しました。便利と思いきや当時使っていた30Wの半田ごてでは全くポリウレタン線の絶縁膜が溶けず、結局温度調節可能なHAKKOのFX-600を購入し370℃設定で何とか半田付け出来るようになりました。おかげで今回作成したACDCコンバータの半田付け面は物凄く汚いです。半田付け作業に掛かる時間は2時間くらいです。
表2:5V安定出力電流の測定結果 | ||||
抵抗 | 電圧 | 電流 | 電力 | |
Ω | V | mA | W | |
10kΩ | 5.03V | 0.51mA | 0.00256W |
と500mA・2.5W程度までは使える事が確認出来ました。
4.まとめ
やはり交流100Vは危ないと言う事で、再度ユニバーサル基盤に実装出来る5V出力のACDCコンバータを探した所AmazonでEasyWordMall 5V 700mA 超小型スイッチ電源モジュール AC-DC降圧モジュール マクロプロセッサDIY電源\530なる物を見つけました。小さい!安い!高性能!そして自作するよりは楽で安全と、文句の付けようが有りません。試しにAmazonで注文した所、中国直送船便で納品まで2週間程度掛りました。ピンヘッダを半田付けして交流100Vをつなぎ、出力電圧を測定した所、きちんと5V出力されておりました。5V 700mAも有れば大体の制御電源は賄えますので今後ACDCコンバータはこれを使って行きたいと思います。励みになりますのでよければクリック下さい(^o^)/