オフロードにおけるYZF-R1という触れ込みでWR250Rが登場したのは2007年11月(2008年モデル)、私が購入したのは2012年1月(2010年モデル)で兄弟車のWR250X(スーパーモタード)の方です。
販売店の倉庫に眠っていた新古車と言う事で定価73.3万円から値引きしてもらい、63.6万円+諸費用1.1万円+税でした(*'▽')ニーハンにしては高いがヤマハのこだわりからすると格安!?
※2023年12月28日追記:WR250R/Xは2017年6月で生産終了ですが、まだ新車が買えるそうです!157万円!
元々カワサキの2ストオフ車KDX125に乗っており乗り換えです。オフロードの見た目(ストローク量大)が好きなのと、言ってもオフロード走行はほぼしなかったのでスーパーモタードのWR250Xにしました!(^^)!
そんなヤマハ渾身の一台であるWR250Xは、ノーマルの時点であれやこれやこだわった結果、マフラー交換すら苦労するハイテクマシーンとなっております。
1. ハイテクEXUPとは?
WR250Xの純正マフラーにはヤマハが開発したEXUP(エグザップ、Exhaust Ultimate Power-valveの略)と言う装置が標準で備え付けられております。これはマフラー内に設けられた可変式のバルブで、バルブの開度はエンジン回転数、速度、スロットル開度、スロットル開閉速度、使用しているギアなどの情報をフィードバックしてサーボモーターに連結された排気管中にあるバタフライバルブを開閉制御されているそうです。
つまり低~高回転までトルクフル!
2. EXUPはスゴイ!けど・・・
マフラーを変えたいです。(-_-;)
だってエンジンが単気筒な上、ハイテクEXUPがバルブを閉じるアイドリング付近では、スーパーカブの音に聞こえないこともないくらい残念な感じになります。
※スーパーカブをディスっているわけではありません。ノーマルで燃費541.461km/Lの記録を出し、プリ○スに圧勝?また累計販売台数8700万台のモンスターバイクです。
3. EXUPキャンセル
非常に惜しいです。EXUPキャンセル。
しかしマフラーを衝動買いしてしまいましたので変えざるを得ません。
3.1 バイクのカバーを外す
最初にバイクの右側に付いているカバーを外します。
図1:バイクのカバーの中
3.2 EXUPバルブのカバーを外す次にEXUPバルブのカバーを外します。
図2:EXUPのカバーの中
3.3 EXUPバルブワイヤーを外すサーボモーターとEXUPバルブはワイヤーで接続されているのでそれを外します。
図3:EXUPのワイヤー外す前
図5:EXUPサーボモーターのボルトを外した後
図6:EXUPのサーボモーターを外した後
図7:EXUPのサーボモーターを固定していたボルトとスペーサー
図8:ボルトとスペーサーを戻した後
3.6 EXUPキャンセル!サーボモーターに接続されていたコネクターをそのままにしてエンジンをかけると、メーターの警告灯が点灯します。警告灯が付いたままではそわそわして落ち着かないので図9の様に10kΩの抵抗を接続することで警告灯が消えます。※取り外しの手順は「コネクタをつけた状態でキーをON」→「キーをOFFにして、コネクタを外す」→「10kΩ抵抗を図9の様に取り付ける」→「完了!」市販品でYAMAHA WR250X/R YZF-R1等用 EXUP キャンセラーと言うものが\5,400で売っていますが、電子部品屋さんで10kΩ抵抗を1本買えば(大体100本まとめて100円で売ってます)なんと1円でEXUPキャンセル出来ます!やり方は簡単図9の様に10kΩ抵抗をねじ込むだけです。
※心配な方は専用のEXUPキャンセラーを購入されることをお勧めします。
図9:EXUPキャンセル!
3.7 コネクターの防水処理EXUPキャンセルした後、一度エンジンスイッチを入れ警告灯が点灯しないことを確認した後、図10の様に絶縁テープをぐるぐる巻きにし、超アバウトな防水処理をしておきました。
図10:気休め防水処理