NOBのArduino日記!

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趣味は車・バイク・自転車・ラジコン・電子工作です。

無線マイコンの使い方(TWE-LITE)シリアル通信アプリ チャットモード編

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超簡単!無線マイコンモジュールTWE-LITE DIP

 TWE-LITE DIPシリアル通信アプリを書き込めば、シリアル通信をワイヤレス化出来ますと言う事でチャットモードを使ったワイヤレスシリアル通信の実験してみました!

1. 接続

TWE-LITE DIPの半円に切り欠きがある部分がTWE-LITE R(図1-1)のUSB端子側に来るように接続(図1-2)します。
※逆接続するとTWE-LITE DIP が故障する可能性が高いので注意が必要です。
 その後PCとTWE-LITE RをUSBケーブルで接続するだけです。
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図1-1:接続前            図1-2:接続後
 

2. アプリの書換え

 コチラの記事「アプリの書換え」の方法で、無線マイコン(TWE-LITE DIP)にライター(TWE-LITE R)と図2プログラム書込みソフト(TEW-LITE プログラマ)を使ってシリアル通信アプリを書き込んでみました。
シリアル通信アプリはデフォルト設定でチャットモードになっているので設定そのままで使います。
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図2:TEW-LITE プログラマを使ってシリアル通信アプリを書き込みました

3. 回路

3.1 シリアル送信機
 先日の記事で使ったGPSモジュールが3.3V駆動、ポーレート115200bpsでシリアル出力と、 TWE-LITE DIPの設定まんまだったので、図3の通りシリアル送信機にテストでくっつけてみました。
 電源は前回の記事「DCDCコンバータの使い方」で使いました昇圧コンバータを使って、1.2Vの単三電池一本から3.3Vを作りGPSモジュールTWE-LITE DIPに供給しています。
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図3:シリアル送信機(乾電池1本で動作します)
 
3.2 シリアル受信機
 シリアル受信機は2.アプリの書換えで使った図4の状態でPCと接続します。
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図4:シリアル受信機(PC側)
 

4. 確認

 確認に使用するソフトは、2.で使ったプログラム書込みソフト(TEW-LITE プログラマ)ではなく、コチラの記事「インタラクティブモード編」で使ったシリアル通信ソフト(TeraTerm)を使用します。
インタラクティブモード編で使用方法の詳細を書いておりますが、内容としてはTeraTermシリアルポートの接続先とシリアル通信のポーレートを設定するだけ準備完了です!
 設定が完了すると図5の様にGPSモジュールから出力される情報がワイヤレスでPCのTeraTerm画面上に表示されました!
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図5:チャットモードでシリアル通信成功!
 

5. まとめ

  シリアル通信アプリでは以下表1に示す4つの機能が利用可能です。
表1:シリアル通信アプリ 4つのモード
項目 内容
チャットモード 入力を開始して改行文字まで1行のメッセージを送受信します。
親子関係は無く複数の端末間で通信されます。
プロンプト無し
チャットモード
連続したUART入力を1単位として送信します。
UARTからの入力が一定時間途絶えると送信を行います。
区切り文字を指定して送信する事も可能です。
透過モード 1対1に限った自由形式の通信です。透過モードでは何か 1対1に限った自由形式の通信です。透過モードでは何か入力するたびに通信が行われます。マイコン同士を直接ケーブルで接続して入出力のやり取りを行うのに近い通信となります。
書式モード UART の通信ではデータ化けが起きやすいためエラー検出が
求められる信頼性が要求される場面で使用します。
※各モード名のショートカットからモノワイヤレス株式会社様サイトへ行けます。
 
 今回の実験で使用したシリアル通信アプリ デフォルト設定されているチャットモードでは送信情報の先頭に個体番号(ニックネームも可)が付きます。
 余計な情報を省き、純粋な情報のみ転送したい場合は透過モードを使うと良さそうです。
 
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