NOBのArduino日記!

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趣味は車・バイク・自転車・ラジコン・電子工作です。

無線マイコンの使い方(TWE-LITE)シリアル通信アプリ透過モード編

超簡単!無線マイコンモジュールTWE-LITE DIP

 今まで大分長々と動作確認をして来ましたTWE-LITE DIPですが、この無線マイコンを調べて来た目的はラジコンのフォロミー機能を実現する為です!
 
 以前コチラの記事にも書いておりますが、フォロミーさせる為には変化する目的地(私)のGPS座標をリアルタイムにラジコンにワイヤレス転送し、ラジコンのGPS座標また車体の向きからどの方向にどの位進んだら良いかを計算する必要が有ります。

 今回はフォロミー機能実現の為のワイヤレス転送にTWE-LITE DIPシリアル通信アプリを使った透過モードで親機(私)のGPS座標を離れた場所に有る子機(ラジコンを想定しておりますが今回はPCです)にワイヤレス転送してみました!

1. 接続

TWE-LITE DIPの半円に切り欠きがある部分がTWE-LITE R(図1-1)のUSB端子側に来るように接続(図1-2)します。
※逆接続するとTWE-LITE DIPが故障する可能性が高いので注意が必要です。
 その後PCとTWE-LITE RをUSBケーブルで接続するだけです。
図1-1:接続前            図1-2:接続後
 

2. モードの切り替え

 コチラの記事「インタラクティブモード」の方法で、無線マイコン(TWE-LITE DIP)→ライター(TWE-LITE R)→USB→PCと接続し、シリアル通信ソフト(TeraTerm)を使って図2のインタラクティブモードに入ります。

 シリアル通信アプリのデフォルト設定は「チャットモード」になっておりますので、以下の手順で「透過モード」に変更します

「UART mode」を変更する為「m」を押すと図3の画面となり、続いて透過「Transparent」モードに変更する為「t」を押し「Enter」を押すと図4の画面になります。最後に設定変更を保存する為「Shift」+「s」を押し図5の画面になれば完了です!
 この手順を親機・子機の2つに実施します。
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図2:シリアル通信アプリのインタラクティブモード
 
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図3:「UART mode」を変更する為「m」を押す
 
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図4:透過「Transparent」モードにする為「t」を押し「Enter」を押す

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図5:最後に設定変更を保存する為「Shift」+「s」を押し完了!
 

3. 回路

透過モードでは1対1で書式を必要としない通信が可能です。また入力ピン I1 ~ I4 を使用する事で16個の通信先を設定できます。
透過モード の注意点としてどちらか一方を親機に設定します。
 その為に図6親機ではM0端子をGNDに落としておきました。

3.1 シリアル送信機(親機)
 前回の記事同様GPSからのシリアル出力を使い通信テストしました
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図6:シリアル送信機(乾電池1本で動作します)

3.2 シリアル受信機(子機)
 シリアル受信機は2.アプリの書換えで使った図4の状態でPCと接続します。
図4:シリアル受信機(PC側)
 

4. 確認

 確認に使用するソフトは、2.で使ったプログラム書込みソフト(TEW-LITE プログラマ)ではなく、コチラの記事「インタラクティブモード」で使ったシリアル通信ソフト(TeraTerm)を使用します。
インタラクティブモードで使用方法の詳細を書いておりますが、内容としてはTeraTermシリアルポートの接続先とシリアル通信のポーレートを設定するだけ準備完了です!
 設定が完了すると図5の様にGPSから出力される情報がワイヤレスでPCのTeraTerm画面上に表示されましたぁ~!
 
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図5:チャットモードでシリアル通信成功
 

4. まとめ

  特にハマる事も無く、無事シリアル通信出来て一安心!良かったです!
 
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