NOBのArduino日記!

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趣味は車・バイク・自転車・ラジコン・電子工作です。

ソーラー充電コントローラーの使い方(CM04-2.1)

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 前回使ったソーラーパネルから12V鉛バッテリーへ充電するには、間に充電をコントロールする回路が無いと充電効率が非常に悪くなってしまうことが分かりました。
 バッテリーへの充電は一歩間違えると重大事故に繋がってしまうので、充電コントローラーは素直に市販されている物(Phocos AG製のCM04-2.1)を使いました

1. 準備

1.1 ソーラー充電コントローラーとは?
 ソーラーパネルによる発電は非常に不安定であり、またバッテリーの状態は常に変化している事から、入力側も出力側も電圧を監視し、過不足の無い様適切に充電制御してくれるのがソーラー充電コントローラーです。
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図1:パッケージ
 
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図2:PWM制御、12Vバッテリーに出力、小雨に耐える、最大接続銅線16mm2

 

表1:CM04-2.1の仕様
項目 内容
公称電圧 12V
昇圧充電の電圧 14.5V
満充電状態を維持する電圧 13.7V
最大ソーラパネル電流 4A
寸法 72.6 x 61 x 30.4mm
重量 68g
最大線材サイズ 16mm2
自己消費電流 4mA 以下
周囲温度範囲 -40℃~+50℃
ケース保護 IP22
 
1.2 バッテリー
 今回充電に使用するバッテリーは、ものぐさな私にピッタリのフルメンテナンスフリー完全密閉型鉛蓄電池です!
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図3:Kung Long Batteris Indutstrial Co., Ltd.製12V鉛バッテリー(WP7.2-12)

2. 充電

2.1 初期バッテリー電圧
 充電前のバッテリーの電圧を測ったところ12.82Vでした。
 充電されれば電圧が上がります。
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図4:初期バッテリー電圧
 
2.2 接続
 充電するために、
ソーラーパネル → ②ソーラーパネル充電コントローラー → ③バッテリー
と、図5の通り接続しました。
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図5:充電開始するとコントローラーの緑LEDが点灯します
 
2.3 コントローラー入力電圧
 ソーラーパネルから充電コントローラーへ入力する電圧は13.32Vでした。
 前回のソーラーパネル出力電圧別に電力量(W)を測定した結果、15±3V程度が効率よく充電できる範囲であることが分かりましたので、この充電コントローラーは効率よく充電しています。
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図6:効率の良い所で充電しています!
 
2.4 注意点!
 このソーラー充電コントローラーはプラス接地です!図7の通り入出力のプラス端子間の電圧差はほぼゼロです。
 間違って入出力のマイナス端子を接地すると正常に充電できなくなってしまうばかりか非常に危険です。
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図7:プラス接地!
 
2.5 充電中!
 充電前のバッテリー電圧は12.82V
 充電開始30分後のバッテリー電圧は図8の通り13.07V
 充電開始90分後のバッテリー電圧は図9の通り13.19V
 図5の接続で順調にバッテリー充電されました!
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図8:充電開始30分後
 
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図9:充電開始90分後

3. まとめ

 ソーラーパネルの様な環境発電は蓄電池と組み合わせることで、独立した無料?の電源となります。
 コンセントの遠い無人島・・・庭先の常夜灯として使えそうです
 
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