今回の旅の裏目的(主目的？)である台湾の秋月電子こと今華電子に行ってきました。場所は台北駅から地下鉄(MRT)ですぐの忠考新生駅から徒歩7分くらいの所にあります！

1. 今華電子の行き方

太陽が殆ど真上にあるのでどっちが北か南か分からずまさかの逆方向に歩いて迷いました

下の案内図も北が下になっているので一瞬訳が分からなくなります

忠考新生駅の近くには如何にも大学な建物の台北科学技大学があるのでそれを目安に歩くとすんなり行ける事に後から気付きました。

忠考新生駅周辺案内図

似たビルが多く迷いましたが目印は如何にも大学な建物の大通りを挟んだ対面です

八徳商店街？と読むのでしょうか

今華電子の案内看板発見！

今華電子さん発見！

台北科技大の近くだからでしょうか男女比率も同程度で若い学生さんらしき方々が大勢いらっしゃいました。因みに日本の秋月電子さんに行った時の客層は女性はゼロ！中高年(品の良い？)を主体とした中に2～30台がちらほらといった感じです。

この差はなんなのでしょうか、こんな所でも科学技術立国と宣伝して来た日本の将来に危機感を感じてしまいました。

日本の若い学生さんには学科を問わず少しでも電子工作に興味を持って頂きたいです。何故なら電子工作をする為にはあらゆる学科の知識をフル動員する必要があり、目的達成の為には過程として自ら進んで様々な事を学び(勉強している意識は無いです)、学んだ分だけ良い物が作れる様になります。

電子工作にハマるとは以下の無限ループに突入した状態です

①調べ→②学び→③作り→④失敗し→①～④のループを経て完成！→⑤ ①に戻りさらに良いものを作り出す。

学ぶ内容は多岐に渡り、

1.英語:詳しい仕様書・SDS・文献・プログラムは基本英語

2.国語:電子工作は基本独学です、文章の読解力が必要

3.数学:センサーの入力値から目的の動作をさせる結果が得られる関数作り

4.社会:社会が何を求めているのか(身内でも可)役に立つ電子工作に挑戦！

5.道徳・6.倫理:社会理念に反しない電子工作!(例として似てる様で全然違うミサイルとロケットの違い)

7.地理:電子部品のお買い物で遠征!?

8.化学・9.物理:光センサーCdSは硫化カドミウムに粒子の振る舞いをする光子が衝突する事で最外殻電子が励起され一部が自由電子となる事で光量に応じて電気抵抗が減少します的な。

10.材料・11.工学:イメージを形にする為には適切な素材を適切な方法で切ったり貼ったり削ったりくっ付けたり曲げたりする事で精度良く工作が出来ます。最近ボール盤が欲しいです！

12.生物・13.電気:電気の基本を知らないと感電します。人体の抵抗は乾いた手でおよそ5,000Ωと言われており、心臓貫通電流が20mAを超えると死の危険が著しく高まると言われます。オームの法則より5,000Ωの抵抗に20mA流す為に必要な電圧は100Vです。人が感電した際にすべての電流が心臓を通過する訳では有りませんが100V以上の電圧を扱う場合は注意が必要です。また心臓は普通左側にあるのでブレーカーなどを触る場合は右手で触るのが基本です。感電すると筋肉は収縮するので手のひらで触ると指の筋肉が収縮し漏電物を離せなくなってしまうので最初は手の甲で触るか漏電チェッカーが有れば尚良し等。

14.電子:半導体を理解する為に結局化学と物理が必要です。

今思いついただけで14学科も電子工作をする事で自動的に学べます！

しかも自分が知りたくて学ぶので身につきやすいです！