NOBのArduino日記!

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趣味は車・バイク・自転車・ラジコン・電子工作です。

電源トランスの使い方(HP-126)

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図1:実験してみた

私トランスの事がよく分かりません、特に二次コイル側の足が3本以上のやつ。
習うより慣れろとよく言いますので、けがの無い様に安全に注意して以下の実験をしてみました。
前に交流100Vでアルミ電解コンデンサが爆発してもみあげにパーマがかかりましたし。

 

        1.材料

前回ACDCコンバータを作製した際にHT-605と言う二次コイル側の足が2本の物は、一次コイル2本に100VACが入り二次コイル2本に6VACが出力されると言うとても分かりやすいものでした。今回はよく分からない二次コイル側の足が3本のHP-126を使って実験してみます。

 

表1:購入品一覧
部品名 必要数 購入先 単価 費用
トランス【HP-126】 1個 マルツ 540円/個 580円
ヒューズホルダー【MF-520】 1個 マルツ 68円/個 68円
ヒューズ30mm【FGBO250V/5A】 1個 マルツ 30円/個 30円
電源ターミナル2P【GS010-2P】 1個 マルツ 54円/個 54円
ヒューズ【FGBO125V/0.3A】 1本 マルツ 30円/1本 30円
ビニール平行線1200W(04-7333) 0.5m Amazon 682円/10m 34円
ブレッドボード BB-801 1個 秋月電子 200円/個 200円
小型キャップWH4415 1個 Amazon 79円/個 79円
合計 1075円
※その他ニッパー・ラジオペンチ・テスター・線材が必要です。

 

        2.配線

配線はこんなイメージです。

 

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図2:ブレッドボード配線図

        3.作製

購入したトランスは図3の箱の中にそのまま入ってました。中身は図4の物です。図5の様に製品裏面に一次側と二次側のコイルに接続されている足が5本出ておりそのままブレッドボードに挿せて便利です。

 

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図3:箱

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図4:中身

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図5:端子

ブレッドボードに、図6の様にトランス100VAC側の足2本を挿し、電源ターミナルにジャンプワイヤを使って接続します。100VACラインには安全の為に125V 0.3Aのヒューズを入れておきました。全体図は図7の通りです。

 

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図6:ブレッドボード上の配置

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図7:全体図

        4.測定

図8の様に配線しAC電源をON!
とりあえず爆発しないようだ。

 

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図8:中と外の電圧他

12VAC出力側足3本中の真ん中(0と表記)と、外側をテスターでつまんで電圧と電流を測定した結果。

 

抵抗 電圧 電流 電力
9.68kΩ 14.67V 1.5mA 0.022W

でした。真ん中は変えずに左右の端子それぞれについて測定したがほとんど出力電圧は変わりませんでした。ここまではなんとなく想定できたのですが、外側2本(図8参照、共に12と表記)をテスターで測った結果、

 

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図8:外と外の電圧他

抵抗 電圧 電流 電力
9.68kΩ 29.33V 3.01mA 0.088W

と、外外の電圧は中外の電圧の二倍になりました。やっと疑問が晴れてスッキリしました。しかしトランスの仕様書に記載してある電圧誤差±5%に対して29.33Vは24V+22.2%ずれている事になります?
10kΩの抵抗では3mA程度しか流れていないため、もう少し電流を増やせば電圧が落ち着くのではとの素人考えにより、とりあえず仕様書に書いてあった上限電流0.06A近い電流を流す為、オームの法則により抵抗は510Ωをチョイス。測定した結果、

 

501.2Ω 29.23V 52.4mA 1.53W

と、依然電圧は±5%を超えております。これって不良品?
※1/4Wの抵抗に1.53Wを流すと5秒くらいで焦げ臭くなります。

 

        5.まとめ

スッキリしたと見せかけてスッキリできませんでした。
 
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