図2:回路図(表) 図3:作製品(表) |
図4:回路図(裏) 図5:作製品(裏) |
丸ピンソケットのあちこちが熱で歪んで一部は樹脂が溶けてピンが倒れています・・・。二時間程の苦労が何処かに行ってしまいました。原因は:半田ごてを長時間当てた為→なぜ?→ポリウレタン銅線の絶縁被覆を溶かすのに手こずった為→なぜ?→絶縁が必要になった為→なぜ?→ICソケットの足に関係の無い配線が接触してしまう為→なぜ?→ピンヘッダを取り付ける前に必要の無いICソケットの足を除去し忘れた為。と言う事で一から作り直します。どうせなら回路図をもっと素晴らしいものにしようと思い再作成した回路図が図6,7です。
今回は、Arduino UNO等に使用されているATmega328PU等のDIPマイコンを、それ単体でArduino化する為のライターを作製しました。DIPマイコンをArduino化する利点として、兎に角安くて!小さい!です。欠点として若干めんどくさいです。この若干めんどくさいを軽減する為に作りました。
1.材料
表1:購入品一覧 | ||||
部品名 | 必要数 | 購入先 | 単価 | 費用 |
Arduino Pro Mini5V | 1個 | マルツ | 1235円/枚 | 1235円 |
ユニバーサル基板 (47mm×72mm) | 1枚 | マルツ | 100円/枚 | 100円 |
10kΩ抵抗 | 5本 | マルツ | 100円/100本 | 5円 |
0Ω抵抗 | 1本 | マルツ | 100円/100本 | 1円 |
丸ピンICソケット28ピン300MIL | 1個 | マルツ | 90円/個 | 90円 |
板バネICソケット24ピン600MIL | 1個 | マルツ | 50円/個 | 50円 |
丸ピンICソケット20ピン300MIL | 1個 | マルツ | 90円/個 | 90円 |
丸ピンICソケット8ピン300MIL | 1個 | マルツ | 70円/個 | 70円 |
3mm白色LED | 3個 | マルツ | 500円/100個 | 15円 |
合計 | 1656円 |
図6:表面 |
図7:裏面 |
3.作製
前回の失敗を繰り返さない為にも最初にICソケットのピンを切ります。切る位置は回路図上で必要が無くかつ配線が横断しているピンのみ切っていきます。切断前後の写真が図8,9です。
図8:ICソケットピン切断前 図9:ICソケットピン切断後 |
これで安心です。次に図10ユニバーサル基盤の、部品を取り付ける位置にマジックで図11の様にマーキングをします。このマーキングの位置に各部品を半田付けしたものが図12です。
図10:ユニバーサル基盤表面 |
図11:ユニバーサル基盤表面(マーキング後) |
図12:ユニバーサル基盤表面(部品取付後) |
因みに部品取付後のユニバーサル基盤裏面は図13の様に抵抗の足を利用して一部配線を行っています。※LEDの足は出来ない事は無いですが、硬いので配線に利用しませんでした。続けて残りの配線をスズめっき線を用いて行ったものが図14です。
図13:抵抗の足を利用して配線 |
図14:配線後 |
で、最後にピンヘッダーを取り付けたArduino pro mini 5Vを図15の向きで取り付ければ完成です。
※試しにAtmega328P(28pinDIP)と、ATtiny45(8pinDIP)の2つを同時に取り付けていますが、実際に書き込めるのは1つずつです。2つ以上同時に取り付けて書き込みすると多分おかしなことになります。
今回作製するライター1つで、
28ピンICソケット
○ATmega8
○ATmega88
○ATmega168
○ATmega328p
20ピンICソケット
○ATtiny2313
8ピンICソケット
○ATtiny13
○ATtiny45
○ATtiny85
の8種類のマイコンがArduino化出来る予定です。
マイコンの取り付け方向は、回路図中のICソケットの一部が途切れている位置と、マイコンの凹んでいる位置もしくは丸い刻印がある位置を同じ方向揃えて取り付けます。
※逆に取り付けて書き込みするとマイコンが壊れるかも知れないので注意が必要です。
図16:斜め1 |
図17:斜め2 |
作製編は終了で使用編に続きます。
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