return文
return文は、関数の実行を中止して、呼び出し元の関数に処理を戻します。
使用例
Arduino IDEで使用するreturn文の例は以下の通りです。
試しにこのプログラムを実行すると、A0ピンの値(0~5Vを0~1023の値で取得)が400を超えると13ピンのLEDが点灯します。
A0ピンの値が400以下になると13ピンのLEDが消灯するコードが書かれていますが、return文によってスキップされる為LEDは消灯しません。
return文を消すことでこのコードは実行されるようになります。
void setup() {pinMode(13, OUTPUT);} void loop() { /*実行されるコード*/ if (checkSensor() == 1) { digitalWrite(13, HIGH); } /*コメントアウトを使わずに、コードの一部をテストしたいときにも便利です*/ return; /*実行されないコード*/ if (checkSensor() == 0) { digitalWrite(13, LOW); } } /*センサの値が閾値を超えていたら1を、閾値以下であれば0を返す関数*/ int checkSensor() { if (analogRead(0) > 400) { return 1; } else { return 0; } }
図1:プログラム例
「return x」の構文
return:関数の実行を中止して、呼び出し元の関数に処理を戻します。
x: モジュール関数(function)内でreturn後に数値「x」を入れると呼び出し元の関数にこの値を返します。
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