GS YUASA製バッテリー(YTZ7S)
車のバッテリー(キー)の次は、バイクのバッテリーが上がりました
こちらは5年以上交換しておらず、騙しだまし使ってきましたが、充電した直後でもセルモーターが回りませんっ
1. バイクのバッテリー
バイク用バッテリーの見方について調べてみました。
オートバイ用バッテリーには開放式とVRLA(制御弁式)の二つの種類が有ります。
以前は開放式が主流でしたが、車両多様化によるメンテナンスフリー性、コンパクト性のニーズから、現在VRLAタイプが主流となっています。
以前は開放式が主流でしたが、車両多様化によるメンテナンスフリー性、コンパクト性のニーズから、現在VRLAタイプが主流となっています。
1.1 VRLAオートバイ用バッテリー
MF(Maintenance-Free)バッテリーとも、シールド(密閉型)バッテリーとも呼ばれ、WR250Xに純正で使用されている「YTZ7S」はこちらのタイプです。
VRLAバッテリーの特徴として、使用中に内部から発生するガスを極板で吸収し、バッテリー液を綿状セパレーターに染込ませる事で密閉となっています。
その為液が減らず、バッテリー液の補充が不要です。
また過充電による大量のガス発生時には、安全弁からガスを逃がすVRLA(制御弁式)構造を持っています。
その為液が減らず、バッテリー液の補充が不要です。
また過充電による大量のガス発生時には、安全弁からガスを逃がすVRLA(制御弁式)構造を持っています。
VRLAタイプは12Vのみです。
形式 | 意味 |
YTZ7△S□ | メーカー略号(YT=GSユアサ、FT=古河電池、DY=ACデルコ等) |
YTZ7△S□ | 始動性能区分(X>Z>H>なし※省略可) |
YTZ7△S□ | 10時間容量率(Ah) |
YTZ7▲S□ | 端子の位置(端子を手前に見て-端子が左ならL、右ならR) |
YTZ7△S□ | 充電状態(充電済みならBS、未充電ならAC) |
YTZ7△S■ | 端子の形状(詳細は図1参照) |
図1:端子形状一覧
※引用元:GS YUASAさんホームページより
バッテリーの形式は結構省略が許されている様で「YTZ7S」は、正式には「YTZ7LBSE」と書くのでしょうか。
1.2 開放式オートバイ用バッテリー
一昔前のバイクはこちらの開放型タイプが主流でした。
開放式バッテリーの特徴として、使用中に内部から発生するガスは、排気口から放出されます。
その為VRLAバッテリー程充電に気を使う必要が少ないです。しかし水の電気分解と蒸発によりバッテリー液が減少しますので、定期的な補充が必要です。
開放式タイプには6Vと12Vの両方が販売されています。
1.3 高性能オートバイ用バッテリー
これは始動時の性能を高くしたもので、メンテナンスなどは普通の開放式と同じです。
※電解液は希硫酸ですので取り扱いには注意が必要です。
2. WR250Xバッテリー交換
WR250Xの古くなったバッテリー(YTZ7S)を、新品のバッテリー(YTZ7S)に交換しました!
2.1 取り敢えず充電
充電済みのバッテリーを購入しましたが、折角なので充電しておきます。
※因みに鉛バッテリーの充電が推奨される電圧は「12.4V」未満になってからです。
図1:左(購入時電圧13.15V) 右(一晩オプティメイトで充電後13.46V)
2.2 バッテリーの場所と使う工具
WR250Xのバッテリーは車体左側のカバー(図2左)内に有りますので、最初にカバーを外します。
バッテリー交換に使う工具は図2右の「プラスドライバー」と「5mm六角レンチ」だけと超お手軽です。
図2:左(バッテリーの場所) 右(使う工具は「プラスドライバー」と「5mm六角レンチ」)
2.3 WR250Xのバッテリーの取り外し方
カバーを「5mm六角レンチ」で外す→マイナス端子,プラス端子の順に「プラスドライバ」で外す→ゴムバンドを外す→バッテリーを取り出す。
取り外したものが図4です。
図3:古いバッテリーを外す
図4:右(古いバッテリー) 右(新しいバッテリー)
2.4 端子接続前の準備
新しいバッテリーに付属の端子接続用ねじとナットを取り付けます。
図5:新しいバッテリーにネジとナットを取り付け
2.5 バッテリーの取り付け
WR250Xに新しいバッテリーを取り付けました。
図6:新しいバッテリー取り付け完了!
2.6 始動性チェック!l
図7:無事セル一発始動しました!