ALQ112
今回は車やバイクなどでの使用を想定して、直流12Vのスイッチ回路を作りました!
1. 仕様
1.1 大きさ
高容量のスイッチですが製品自体は非常に小型でユニバーサル基板にそのまま使えます。
図1:製品寸法と端子図(SDS)
2. 回路図
図2のブレッドボードに載せている部品ですが、
中央:今回のメインリレー(ALQ112)が有ります。
左 :リレーON・OFF信号を出すArduinoUNO!
右 :12V電源で下の赤線がプラス(12V)上の黒線がマイナス(GND)です。
下 :黄線でスイッチの動作コイルに12Vを供給します。赤黒線はスイッチ確認用
上 :UNOの5V信号OFFで12Vをせき止め、ONで通電するNPNトランジスタです。
図2:回路図
3. プログラム
スイッチ制御のプログラムの例です。
このプログラムを実行すると3秒間隔でスイッチがON・OFF繰り返します。
void setup() { pinMode(13, OUTPUT); //Arduino UNOの13番のピンをスイッチ制御に使う } void loop() { digitalWrite(13, HIGH); // スイッチをONする delay(3000); //3秒待つ digitalWrite(13, LOW); // スイッチをOFFする delay(3000); // 3秒待つ }
図1:プログラム例
4. 実験!
2.回路図、3.プログラムを実際に実験してみました。
4.1 スイッチOFF!
図3:Arduino UNOがOFFでスイッチもOFF
図4:Arduino UNOがONでスイッチもON!
5. まとめ
DC5V対応の「ALQ105」を使用すればもっと回路がスッキリと出来ますがArduinoUNOの負荷が大きくなってしまいます。
つまり「Arduino UNOの5VをON!」→「トランジスタで12VがON!」→「リレーの12VスイッチがON!」→「最大150W(例12V、12.5A)流せる!」と、回りくどいですが間に2つ挟む事でArduino UNOの貧弱な数ミリワットで150Wが流せます!
※MOSFETを使えばもっと簡単・安い・高性能ですが、リレーがスイッチングする時のレトロなカチカチ音が好きな方におすすめです。