1. Prosessingのインストール!
RaspberryPiにProsessingをインストールする方法はとっても簡単です!
1.1 インストール
図1の「Now Available for Download: Processing」サイトに書かれている通り、表1コマンドを図2の様に「LXTerminal」にコピペして実行し暫く待てば完了です!
表1:Prosessingインストールコマンド
図2:LXTerminal
1.2 確認
Prosessingインストール完了後にRaspberrypiを再起動し、図3の様にラズベリーアイコン「applications menu」→「プログラミング」→「Prosessing」と表示されていればOKです!
2. Prosessing日本語表示
Prosessingでプログラムする場合 日本語で「//コメント」や「/*コメント*/」したい場合が有るのですが、初期設定のエディタとコンソールのフォント「Source Code Pro」では文字化けしてしまいます。
日本語を正しく表示させるには、図4,5の様に「ファイル」→「設定」から設定画面を開き→「エディタとコンソールのフォント」のプルダウンメニュー「Source Code Pro」から「Unifont」に変更して「OK」をクリックすれば無事日本語が表示されます。
図4:Prosessing
3. ProsessingからRaspberrypi GPIO制御!
ArduinoIDEに慣れている人は、RaspberryPiのOS「Raspbian」に標準で備わっているプログラム言語「python※1」より「Prosessing」の方がとっつきやすいのではないでしょうか。
pinMode()やdigitalRead()が、そのまま使えます!(^^)!
※1pythonとは、最近人気のオブジェクト指向型スクリプト言語です。文法上の特徴から初心者にも扱い易く、またGoogle社・Yahoo社・Dropbox社等の大手企業でも使用されている言語です。特徴として、可読性に優れている・コンパイルを必要としない・対話型シェルにて動作確認が可能です。
3.1 プログラム
「ファイル」→「サンプル」→「ライブラリ」→「Hardware I/O」の中に入っている以下「SimpleInput」のサンプルプログラムを読み込みます。
import processing.io.*;
// GPIO numbers refer to different phyiscal pins on various boards
// On the Raspberry Pi GPIO 4 is physical pin 7 on the header
// see setup.png in the sketch folder for wiring details
void setup() {
// INPUT_PULLUP enables the built-in pull-up resistor for this pin
// left alone, the pin will read as HIGH
// connected to ground (via e.g. a button or switch) it will read LOW
GPIO.pinMode(4, GPIO.INPUT_PULLUP);
}
void draw() {
if(GPIO.digitalRead(4) == GPIO.LOW) {
// button is pressed
fill(255);
} else{
// button is not pressed
fill(204);
}
stroke(255);
ellipse(width/2, height/2, width*0.75, height*0.75);
}
図6:GPIOサンプルプログラム
3.2 接続
「Raspberry Pi 3 Model B」を起動→「LXTerminal」を起動→「pi@raspberrypi:~$」と表示されている後に続けて「pinout」と入力後「Enter」を押せば図7ピンアウト図が表示されます。
今回は「7ピン(GPIO4)※2」をソフトウェアプルアップした状態で、「9ピン(GND)」に接続する事で図8の様に抜き差ししてスイッチとして使います。
※2:GPIO(英:General-purpose input/output)とは、「汎用入出力」の意味で、マイコン等が外界と接続するためのインタフェースの事。GPIOピンにはあらかじめ定義された目的はなく、デフォルトでは使用されない。その動作はユーザによって自由に制御出来る。
図8:ブレッドボード上でON-OFFすると
3.3 スイッチに画面が連動!
図6のProsessing画面で「▶」を押してサンプルプログラムを実行すると、図8スイッチの状態に応じて図9画面が点滅しました!
図9:ラズパイ画面上の白丸がOFFで中抜き、ONで塗りつぶし
4. まとめ
pythonをすっ飛ばしてしまって若干心苦しいですが便利です!
流石はほぼパソコンのRaspberrypiですね!Arduinoには不可能な芸当です!
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