前回の記事LEDの使い方応用編です。前回はLEDの点滅にArduino UNOを使用しましたが、今回はLEDの点滅に上の写真のキャンドルIC(重さ数グラムと軽い!)をつかってみます。ついでにLEDの個数も1個から5個に増やしてみました
1. キャンドルICとは
LEDの無機的な光をロウソクの炎の様に揺らめく感じに表現してくれる便利商品です。
仕組みとしてはCDT3460自体はArduinoUNOの様な一種のマイコンで、図1のVDDに入力した電圧(VSSはGND)をLOUTにPWM出力しLEDの明るさを変化させキャンドルの様に光らせています。
CDT3460の動作電圧は5VですがLEDを複数点灯する場合は高めの電圧が便利です。高い電圧を5VのICで制御するには図1の様にNPNトランジスタを使うのが簡単です。
図1:仕様書より標準的な回路
2. 抵抗
2.1 抵抗の計算
○定数
電源電圧(E) : 今回は直流12Vを電源として使用
順電圧(VF) : 仕様書より3.1V
順方向電流(IF) : 仕様書より30mA
○計算
抵抗R=(E-VF)/IF)/n=(12V-3.1V)/0.03A)/5=59.3≒68Ω
2.2 トランジスタ
詳細はNPNトランジスタの使い方(2SC1815)をご覧ください。
3. 回路
本来LEDを並列接続する場合、明るさのバラツキを抑える為LEDの数だけ抵抗を使ったほうが良いです。が、あいにく抵抗の持ち合わせが無かったので強引に68Ωの抵抗一本で図2の様にブレッドボード上に作りました
その他は図1の標準的なキャンドルICの回路です。
表1:部品一覧
図2:お手軽LEDキャンドル回路!
4. 点灯
3.回路を実際に作ってみました。
図3:キャンドルの様に揺らめいています!5. まとめ
今回作ったLEDキャンドルをソーラーパネルと合わせて電源供給なしに庭で光り続ける屋外照明が出来ないかと思案中です
励みになりますのでよければクリック下さい(^o^)/