ArduinoUNOは電圧を変化させて出力出来ないので、代用としてPWMを使用します。しかしフラットな電圧をどうしても出力したい時がたまにあります。
そんな時はローパス・フィルターと言う定番の回路を使うとなんとかなる可能性がありますのでご紹介します。
1. ローパスフィルターとは
1.1 理想のローパスフィルター
図1:理想
1.2 現実のローパスフィルター
実際に使用するローパスフィルターは、ノイズを除去すればする程タイムラグが発生します。ラジコンの操作で使おうとするとタイムラグが極力少ないのが良いですが、ノイズは極力除去したいです。
許容出来る一番遅い周波数は、せいぜい50Hz程度なので、以下50Hzで計算してみました。
1.3 計算お助けソフト
2. RS-ToolBox
iPadの無料アプリでRS-ToolBoxと言う便利な物がありますのでそれを使って各種ローパスフィルターの適切な部品の選定が出来ます。
2.1 R-C LOW-PASS
RS-ToolBoxに「R-C LOW-PASS」と言う、RCローパスフィルターで使う適切な部品の値を計算してくれる機能があります。
それを使って計算した結果を図2-1に示します。
図2-1:R-C LOW-PASS計算結果
2.2 L-C LOW-PASS
RS-ToolBoxに「L-C LOW-PASS」と言う、LCローパスフィルターで使う適切な部品の値を計算してくれる機能があります。
それを使って計算した結果を図2-2に示します。
図2-2:L-C LOW-PASS計算結果
2.3 R-L LOW-PASS
RS-ToolBoxに「R-L LOW-PASS」と言う、RLC ローパスフィルターで使う適切な部品の値を計算してくれる機能があります。
それを使って計算した結果を図2-3に示します。
4. まとめ
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