1. シミュレート条件
項目 | 内容 |
周波数 | 66.7Hz |
電 圧 | 2.8V |
Duty比 | 10% |
目標リップル電圧 | 0.891mv(未満になるまでフィルターを増やす) |
目標反応速度 | 0.05sec(ここは多少妥協) |
カットオフ周波数 | 12,25,50,100HzのLPFについて実施 |
2. カットオフ周波数12Hz
PWM信号が入力してから目標の電圧が出力されるまでの反応速度は図1-2より、0.184secでした。
図1-1:カットオフ周波数12HzのOPampLPF×3個
3. カットオフ周波数25Hz
PWM信号が入力してから目標の電圧が出力されるまでの反応速度は図2-2より、0.108secでした。
図2-1:カットオフ周波数25HzのOPampLPF×4個
図2-2:図2-1の1~4部における電圧変動
4. カットオフ周波数50Hz
PWM信号が入力してから目標の電圧が出力されるまでの反応速度は図3-2より、0.087secでした。
図3-1:カットオフ周波数50HzのOPampLPF×8個
図3-2:図3-1の1~8部における電圧変動
5. カットオフ周波数100Hz
カットオフ周波数100HzのOPampLPF(抵抗33kΩ、コンデンサ50nF)を繋げていき、16個目で作図画面の限界に達してしまいました
ここからは予想ですがフィルター2個でリップルがおよそ半減しているので、16個目のリップル1.48mVをフィルター2個追加して半減させる事で、おそらく0.74mV程度になり目標の0.891mVを切ると思われます。
と言う事でカットオフ周波数100Hzのフィルターを使うと目標を達成するのに18個必要だと思われます。
PWM信号が入力してから目標の電圧が出力されるまでの反応速度はおそらく、0.1sec程度であると思われます。
図4-1:カットオフ周波数100HzのOPampLPF×16個
5. まとめ
図1~4の測定結果をまとめたものを表2に、評価結果を表3に示します。
カットオフ周波(Hz) | フィルタ(個) | リップル(mV) | 反応速度(sec) |
12 | 3 | 0.362 | 0.184 |
25 | 4 | 0.542 | 0.108 |
50 | 8 | 0.558 | 0.087 |
100 | 18 | 0.74? | 0.1? |
カットオフ周波数(Hz) | 評価結果 |
12 | 反応速度が遅いので却下 |
25 | 理想の反応速度には達しないがその他良好 |
50 | 反応速度はそこそこ良いが、フィルター8個は多い |
100 | フィルターを18個使うのは作るのが大変なので却下 |
理想のローパスフィルターを探し求めてきましたが、ラジコンの受信機からArduino101にAnalogReadさせる妥協最適なローパスフィルターは、カットオフ周波数25HzのOPampLPFに決まりました
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