NOBのArduino日記!

NOBのArduino日記!

趣味は車・バイク・自転車・ラジコン・電子工作です。

Arduino IDE(LiquidCrystal関数の使い方)

■LiquidCrystal関数
 LiquidCrystal関数は、LiquidCrystal型の変数を作成します。
 表示は、4本または8本のデータラインを使用して制御することができます。
 前者の場合は、d0〜d3のピン番号を省略し、それらのラインを未接続のままにします。
 RWピンはArduinoのピンに接続するのではなく、GNDに接続する事が出来ます。
 その場合は、この関数のパラメータから省略します。

■使用例
 Arduino IDEで使用するLiquidCrystal関数の使い方は以下の通りです。
  試しに図1の様にHD44780系LCDArduino UNOを接続し下記プログラムを実行すると、LiquidCrystal関数で任意のLCDインタフェースピンを関連付けることにより、ライブラリを初期化します。
 次にlcd.begin関数でLCDの列と行の数を設定し、lcd.print関数で「hello、world!」とLCDにメッセージを出力します。
 最後にlcd.setCursor関数でカーソルを0列、1行目に設定(※行カウントは0から始まる為、行1は2番目の行)し、lcd.print関数でリセット後の秒数を表示します。

イメージ 1
図1:LCD(Hitachi HD44780互換)Arduino UNOの接続例
 
表1:ArduinoUNOへのLCD接続方法
LCD(HD44780系) Arduino UNO
VSS(1ピン) GND
VDD(2ピン) 5V
V0(3ピン) 10kΩ可変抵抗のワイパ‐端子(5V-GND)
RS(4ピン) D12
R/W(5ピン) GND
Enable(6ピン) D11
DB0(7ピン) open
DB1(8ピン) open
DB2(9ピン) open
DB3(10ピン) open
DB4(11ピン) D5
DB5(12ピン) D4
DB6(13ピン) D3
DB7(14ピン) D2
LED+(15ピン) 220Ωを介した5V
LED-(16ピン) GND
#include <LiquidCrystal.h>

LiquidCrystal lcd(12, 11, 5, 4, 3, 2);

void setup() {
   lcd.begin(16, 2);
   lcd.print("hello, world!");
}

void loop() {
   lcd.setCursor(0, 1);
   lcd.print(millis() / 1000);
}
イメージ 1
図1:プログラム例

■構文
 LiquidCrystal lcd(rs, enable, d4, d5, d6, d7) 
 LiquidCrystal lcd(rs, rw, enable, d4, d5, d6, d7) 
 LiquidCrystal lcd(rs, enable, d0, d1, d2, d3, d4, d5, d6, d7) 
 LiquidCrystal lcd(rs, rw, enable, d0, d1, d2, d3, d4, d5, d6, d7)

■パラメータ
 lcd:LiquidCrystal型の変数
 rs: LCDのRSピンに接続されているArduinoピンの番号
 rw: LCDのRWピンに接続されているArduinoピンの番号(オプション)
 enable: LCDのイネーブルピンに接続されているArduinoピンの番号
 d0, d1, d2, d3, d4, d5, d6, d7: LCD上の対応するデータピンに接続されているArduinoピンの番号。d0、d1、d2、d3はオプションです。省略された場合、LCDは4つのデータライン(d4、d5、d6、d7)のみを使用して制御されます。

■戻り値
 特に有りません。 

イメージ 1 イメージ 3
励みになりますのでよければクリック下さい(^o^)/

↩【ArduinoIDE reference】目次に戻る