■SPI: begin関数
SPI*1begin関数は、SCK*2、MOSI*3、SS*4を出力に設定し、SCKとMOSIをLowに引き上げ、SSをHighにしてSPIバスを初期化します。
■使用例
ArduinoIDEで使用するSPI: begin関数の使い方は以下の通りです。
試しにこのプログラムをArduinoUNOで実行すると、最初にSPI.begin関数でSPI通信を初期化します。
次にSPI.transfer関数で「0x55」を出力し、SPI.transfer関数で「0xff」SPIバスでデータを取得します。
#include <SPI.h> void setup() { SPI.begin(); } void loop() { //write SPI.transfer(0x55); //read uint8_t data = SPI.transfer(0xff); }
図1:プログラム例
■構文
SPI.begin()
■パラメータ
有りません。
■戻り値
有りません。
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*1:SPI(英:Serial Peripheral Interface)とは、コンピュータ内部で使われるデバイス同士を接続するバスの事。パラレルバスに比べて接続端子数が少なくて済むシリアルバスの一種で、比較的低速なデータ転送を行うデバイスに利用される。
*2:SCK(英:Serial Clock)とは、マスタによって生成されたデータ送信を同期させるクロックパルスの事。
*3:MOSI(英:Master In Slave Out)とは、周辺機器にデータを送信するためのマスターラインの事。MISO(英:Master In Slave Out)とは、マスターにデータを送信するためのスレーブラインの事。
*4:SS(英:Slave Select)とは、マスタが特定のデバイスを有効または無効にするために使用できる各デバイスのピンの事。