■SoftwareSerial: overflow関数
SoftwareSerial: overflow関数は、バッファのオーバーフローが発生していないかを調べます。
ソフトウェアシリアルのバッファサイズは64バイトです。
■使用例
ArduinoIDEで使用するSoftwareSerial: overflow関数の使い方は以下の通りです。
試しにこのプログラムをArduinoUNOで実行すると、最初にSoftwareSerial関数でシリアルポートオブジェクトを名前を付けて作成します。
次にSoftwareSerialライブラリの.begin関数で作成したオブジェクトを指定してソフトウェアシリアルの初期化(通信速度の設定)を行います。
最後にSoftwareSerialライブラリの.overflow関数によってソフトウェアシリアルポートのバッファにオーバーフローが発生したか確認し、発生した場合は「"SoftwareSerial overflow!"」とシリアルモニターに出力します。
#include <SoftwareSerial.h> // ソフトウェアシリアル:TX =デジタルピン10、RX =デジタルピン11 SoftwareSerial portOne(10, 11); void setup() { // ハードウェアシリアルポートを起動する Serial.begin(9600); // ソフトウェアシリアルポートを開始する portOne.begin(9600); } void loop() { if (portOne.overflow()) Serial.println("SoftwareSerial overflow!"); }
図1:プログラム例
■構文
mySerial.overflow()
■パラメータ
mySerial:SoftwareSerial関数でコールしたSoftwareSerialオブジェクト名
■戻り値
オーバーフロー発生ならばtrue (boolean)
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