NOBのArduino日記!

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趣味は車・バイク・自転車・ラジコン・電子工作です。

圧電サウンダの使い方(PKM17EPPH4001-B0)

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他励振式圧電サウンダ【左:φ17(PKM17EPPH4001-B0) 右:φ12.6(PKM13EPYH4002B0)】
 
 マルツさんで買ってきた圧電サウンダ2種類を使ってみました!

1. 圧電サウンダとは

1.1 圧電サウンダの原理
 圧電サウンダには黄銅やニッケルなどで出来た金属板と、圧電セラミックスを接合した圧電振動板が入っています。
 
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図1:圧電サウンダの圧電振動板概略図
 
 圧電振動板に電圧がかかると圧電セラミックスは伸びますが、接着されている金属板は殆んど伸びない為反りが発生し、逆向きの電圧をかけると逆に反ります。
 電圧の向きが連続して交互に変化する事で圧電振動板が振動し、その振動が音波として発せられます。
 
1.2 圧電サウンダの仕様
 圧電サウンダの特徴及び仕様は表1,2の通りです。
 
表1:圧電サウンダの特徴
番号 内容
1 低消費電力
2 無接点構造の為寿命は半永久的で電気雑音がなく周辺回路への影響もほぼなし。
3 JEITA規格(RC-8180A)に準拠しています。
 
2:圧電サウンダの仕様
項目 PKM13EPYH4002B0 PKM17EPPH4001-B0
 本体寸法  φ12.6mm  φ17mm
 取付ピッチ  5.0mm  10.0mm
 動作電圧範囲  30Vp-p以下  25Vp-p以下
 音圧レベル  70dB以上3Vp-p4KHz方形波  72dB以上3Vp-p4KHz方形波
 静電容量  5.5nF±30%(1KHz)  7nF±30%(1KHz)
 使用温度範囲  -40℃~+85℃  -20℃~+70℃
 備考  他励振  他励振
  
1.3 ICの外観・寸法・端子図
 今回使用する圧電サウンダSDSより、寸法及び端子図を図2に示します
 圧電サウンダは極性を気にする必要は特に無く、さらに入力出来る電圧は1~25Vp-pと広く、電子工作で使う殆どの回路にそのまま接続出来て便利です!
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図2:寸法及び端子図【左:φ17(PKM17EPPH4001-B0) 右:φ12.6(PKM13EPYH4002B0)】

2. 実験!

2.1 配線図
 fritzing を使って回路図を図2の通り描いてみました。
図2:ブレッドボード配線図
 
2.2 実際の配線
 図2を元にブレッドボード上に配線したものが図3です
 イメージ 7
図3:φ17mmの圧電サウンダで実際に配線!
 
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図3:φ12.6mmの圧電サウンダで実際に配線!
 
2.3 鳴らす
 音を鳴らしてみました!
動画1:左(圧電サウンダφ12.6mm) 中(圧電サウンダφ17mm) 右(参考:スピーカーSP23MM)
※メロディーICには【It's A Small World(UM66T-68L)】を使用しました。

動画2:左(圧電サウンダφ12.6mm) 中(圧電サウンダφ17mm) 右(参考:スピーカーSP23MM)
※メロディーICには【クリスマスソング(UM66T-01L)】を使用しました。

3. まとめ

 音量は控えめでした
 
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