単純な回路をたくさん組み合わせることで、複雑な操作が可能となっています。
流石に個人でLSIやOSは作れる気がしませんが、電卓程度は作れます。
電卓以外にもアイデア次第でいくらでも応用が可能です。
1. 回路記号
2. NOT回路
Inverterとも言われ、入力を一つ、出力を一つ持つ論理回路です。
入力に0の論理を加えると1の論理が出力され、入力に1の論理を加えると0の論理が出力されます。
この様に出力の論理は、常に入力の論理と反対(否定、NOT)になる事から、NOT回路と呼ばれています。
表1:真理値表(NOT)
入力(Vi) | 出力(Vo) |
0 | 1 |
1 | 0 |
参考に表1の状態をシュミレートしたものを図2に示します。
図2-1:入力が0の論理の時、出力は1の論理
図2-2:入力が1の論理の時、出力は0の論理
3. AND回路
入力を二つ、出力を一つ持つ論理回路です。
入力が共に0もしくは、どちらかが1で、もう一つが0の場合は0の論理が出力されます。
二つの入力が共に(AND)1となった時だけ、1の論理が出力される事からAND回路と呼ばれています。
表2:真理値表(AND)
入力(V0) | 入力(V1) | 出力(Vout) |
0 | 0 | 0 |
0 | 1 | 0 |
1 | 0 | 0 |
1 | 1 | 1 |
参考に表2の状態をシュミレートしたものを図3に示します。
図3-1:入力が0,0の論理の時、出力は0の論理
図3-2:入力が0,1の論理の時、出力は0の論理
図3-3:入力が1,0の論理の時、出力は0の論理
図3-4:入力が1,1の論理の時、出力は1の論理
4. OR回路
入力を二つ、出力を一つ持つ論理回路です。
入力が共に0の論理の時のみ、0の論理が出力されます。
二つの入力のどちらか一方でも(OR)、1の論理が入力されれば、1の論理が出力される事からOR回路と呼ばれています。
表3:真理値表(OR)
入力(V0) | 入力(V1) | 出力(Vout) |
0 | 0 | 0 |
0 | 1 | 1 |
1 | 0 | 1 |
1 | 1 | 1 |
参考に表3の状態をシュミレートしたものを図4に示します。
図4-1:入力が0,0の論理の時、出力は0の論理
図4-2:入力が0,1の論理の時、出力は1の論理
図4-3:入力が1,0の論理の時、出力は1の論理
図4-4:入力が1,1の論理の時、出力は1の論理
5. まとめ
基本的な論理回路の考え方としては、NOT,AND,OR回路の3つですが、実際に回路を作るとなると、NOT,NAND(notANDの意味),NOR(notORの意味)及び、XOR回路が基本となり、そこからAND,OR回路が作られます。※NOT回路IC(TC4069)
詳細については次回記事でご紹介します。
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